この記事では、実際に私が突発性難聴を経験した時に調べたことをまとめました。
突発性難聴はある日突然になるものです。
実際になられた方の中には、恐怖を感じておられる方もいるのではないかと思います。
私もその恐怖に悩んでいました。
この記事が、突発性難聴と診断された方、急に耳が聴こえにくくなった方のお役に少しでもたてればと思います。
1 突発性難聴とは
①どんな症状がでるのか
突発性難聴とは、ある日突然かかる病気です。
片耳だけ発症することがほとんどで、ずっと耳鳴りがする、低音が著しく聴こえづらくなる、めまいがする、などの症状がでます。
前兆として、耳の閉塞感やめまいなどを感じる場合があります。
いつの間にかなっている…というようなケースは少なく、どの日のどの時間から異常を感じたかはっきり自覚しているケースが多いようです。
実際に、私自身の症状も以下のようなものでした。
- 発症した日時 …2016年11月、平日朝7〜10時頃
- 初期症状 …今まで感じたことのないほどのめまい。
- 主症状 …会議中、同僚（低い声質です）の話し声が ビリビリと感じられ、聴き取れず。
- その他症状 …ずっと耳鳴りが止まない。
私の経験から症状を説明してみますと、
初期症状のめまいがすでに相当なものでした。
ただ、もともとたまに立ちくらみするタイプでしたので、そこまで気にしてはいませんでした。
その後、午前中に会議室で会議があり、同僚としゃべっていた時に、始めて左耳の強烈な違和感に気づきました。
その同僚は低音の声質で、よく通る声をしていたのですが、その音がほとんどビリビリとしか聴こえなかったのです。
これは私の一例ですが、突発性難聴はある程度はっきりと発症時期を自覚でき、低音部分に対して難聴を抱えるもののようです。
②原因は何なのか
では、突発性難聴の原因はいったい何なのでしょうか。
実は、この原因ははっきりと特定されていません。
でも、その中で有力な原因とされている説が2つあるので、ご紹介します。
突発性難聴の原因とされるもの
- ウイルス感染説
- 血液循環説
ウイルス感染症説は、特定のウイルスにより突発性難聴が引き起こされるとする説です。
突発性難聴が一度しか発症しないものであることなどを根拠としています。
一方、血液循環説は、耳の中の血流が悪くなることを原因とする説です。
お医者さんで処方される薬は、この両方
2 突発性難聴は治るのか
治る確率はどのくらい？
それでは、この突発性難聴は治るものなのでしょうか。
結論からいいますと、
3分の1の方は完治し、
3分の1の方は改善し、
3分の1の方は改善しません。
つまり、完治するのは3分の1だけで、残りの3分の2の確率で、症状がいくらかは残ってしまうということです。
ただし、発症してから2週間以内（可能なら48時間以内）に治療を開始すれば、回復の可能性はより高まります。
3 突発性難聴の治療方法は？
それでは、原因が解明されていないこの突発性難聴を治療するためには、どんな方法があるのでしょうか。
①病院で行う治療方法
病院で行う治療方法は、投薬治療が最も一般的です。
その他、突発性難聴の治療のため、高濃度酸素カプセルを設置している病院等もあるようですが、その数はあまり多いものではありません。
お薬の中身は、ウイルス等による血管の炎症を抑えるステロイドや、血流を良くする薬、ビタミン剤などです。
私の時は、これらの薬を2週間分、ビニール袋に山盛りでいただきました。
このお薬は、お医者さんの指示通りにきっちりと飲み切ることが重要です。
②自分でもできること
お医者さんの指示通りに治療をしていくことが大前提ですが、突発性難聴の治療は時間との戦いでもあります。
自分でもできる改善方法がないか調べ、実践した結果、私には効果を得られたものがありましたので、よければ参考にしてみてください。
突発性難聴に対して自分でもできる工夫
1 ツボ押し
2 マッサージ
寝る前にどちらもあわせて30分ほど行い、効果を非常に感じました。
これはいずれも、血液循環説を基に効果を期待したものです。
飲み薬による血流促進効果は全身に対するものですので、よりピンポイントな効果を期待し、ツボ押しとマッサージを取り入れることにしました。
以下でツボの名前とマッサージ方法をご説明します。
ツボの位置については専門サイトの方が詳しいですので、そちらでご検索ください。
特に、通勤電車内でもやりやすい、腕や手のツボがおすすめです。
1 ツボ押し
耳にあるツボ
…聴宮、聴会、完骨、耳門、えいふう
腕にあるツボ
…曲池、少海、会宗
手にあるツボ
…中渚
足にあるツボ
…然谷
今度はマッサージの方法です。
2 マッサージの方法
- 耳たぶをさする
- 外耳を軽くつかみ、耳の穴が広がるように、上下左右に軽く外耳をひっぱってあげる
どちらも優しくしてください。
気持ちよさを感じるぐらいがベストです。
この記事では、私が突発性難聴になった時に調べた知識の中から、役立ちそうなことをピックアップしました。
他の記事で、突発性難聴の具体的な経験談をのせていますので、もしご興味があれば読んでみてください。
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