この記事では、ギターでアルペジオをする時に困りがちなピックの扱いについてご説明します。
1 アルペジオへの切り換えについて
弾き語りをしている時に、
曲のこの部分は静かに、この部分は盛り上げたいな!
と思われることがあると思います。
そんな時は、
静かな部分にはアルペジオを使われることが多いのではないかと思います。
ギター1本で弾き語りをする時には、単調になりやすいですから、
メリハリをつけることが大切ですよね。
でも、いざストロークとアルペジオとを切り替えようと思うと、
ピックどうしよう
と、思われるのではないかと思います。
アルペジオは指で弾くわけなので、ピックでのストロークからアルペジオにすぐ切り替えるのが難しい!
意外と、みんなどうしてるのか不明なポイントだったりしますので、
次の項目では、
アルペジオとストロークをスムーズに切り替える色々な方法についてご説明していきます。
2 アルペジオにスムーズに切り替える方法
ストローク弾きからアルペジオに切り替える時に、おすすめな方法が2つあります。
1つ目は、ピックの持ち方を工夫すること
2つ目は、爪でストローク弾きをすることです。
①ピックの持ち方を工夫
ピックを使ったストロークをメインにしている方におすすめなのが、
アルペジオの時用のピックの持ち方を身につける
ことです!
アルペジオの邪魔にならないように、すっとピックを持ち変えることで、自由にストロークとアルペジオとを切り替えることが可能です。
それでは、アルペジオの時のピックの持ち方パターンをご紹介します。
ピックの持ち方1
ピックの持ち方パターンの1つ目がこちら!
ピックを写真のように、中指と薬指の間に食い込ませる方法です。
ピックの収まりは非常にいいです。
ただ、デメリットとして、少し持ち変えるのに慣れが必要ですし、右手の中指と薬指を同じタイミングで弾くアルペジオしかできません。
私は、当初はこのピックの持ち変え方を使っていましたが、あまり使い勝手がよくないため、使わなくなりました。
ピックの持ち方2
個人的におすすめなのが、こちらの持ち方です。
まずは、下の写真のように、普段どおりピックを持ちます。
そして、このピックを、人差し指でぐっと抱え込みます。
こんな感じ!
このやり方ですと、ピックを最短距離で持ち変えられますし、右手の親指、中指、薬指、小指の4本でアルペジオをすることができます。
なので、色んなアルペジオパターンに対応しやすい持ち方といえます。
番外編
番外編として、写真のようにピックをしまい込み、ストロークの時にはまた引き抜く、という荒業もあります。
特に練習は必要ないのですが、素早く腕をヘッド部分まで伸ばさないといけないし、バタバタしてしまって、スマートではないかなー、と個人的には思うやり方です。
②ストロークを爪で!
もう1つ、ストロークからアルペジオにスムーズに移行する方法として、そもそもピックを使わない、という方法もあります。
ダウンストロークは人差し指、中指、薬指、小指の爪で、
アップストロークは親指の爪で行うことで、ピックのような
アタック感のあるストロークができます。
当然、アルペジオにもすぐ移行できますし、ピックがない場合に、サラッと爪だけでストロークできるとかっこいいですよね!
このやり方のデメリットとしては、
ピックのようにキメの整ったストロークをするには練習が必要
なことと、
爪が削れてたまに痛いことですね。
ギター熟練者の方は、むしろピックを使わないという方も多いような気がしますが、
右手の爪のお手入れが必要になるので、面倒くさがりな私は、メインはピック、たまに爪で弾いたりしています。
どちらが良いかは完全に好みですので、ご自身のスタイルに合う方法を取り入れていただければ、と思います。
それではまた!
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