ミドルボイスができるようになる練習方法①

この記事では、ミドルボイスを習得するために効果的な練習方法をご説明します。

練習メニューの構成としては、

「ミドルボイスができるようになる練習方法①」

で、

ミドルボイスのひな形が出せるようになる練習方法についてご説明し、

次回の

「ミドルボイスができるようになる練習方法②」

で、

ミドルボイスのひな形を鍛え、実戦に使えるようにするための

練習方法をご説明します。

ちなみに、ミドルボイスの練習の効果を出すために、

以下の記事も役立ちますので、

まだお読みでない方は、ぜひご覧ください。

ミドルボイスを習得するために知っておきたいこと



1 ミドルボイス習得に効果的な練習方法

ミドルボイスとは地声筋と裏声筋とをバランスよく使った声の

ことだと前回の記事でご説明しました。

試しに、ミドルボイスの音源をのせておきますね。

ミドルボイス

ここで、

「じゃあミドルボイスを発声するために、

 実際にどうすればいいの?」

と思われるのではないかと思います。

そこで、闇雲に練習方法を説明する前に、

どんな流れでミドルボイスを完成させていくのかを

まずご説明します。

ミドルボイス完全習得までの流れ

ミドルボイスのひな形を出せるようにする。

②ミドルボイスのひな形を出せる音域を上下に広げる

③ミドルボイスを強くし、地声と同じ響きにする

ざっくりとこんな感じです。

大切なのは、ミドルボイスのひな形を育てていくこと、です。

ミドルボイスを出せる=実戦で使える、

ではないことにご注意ください。

ミドルボイスのひな形は、最初は弱くて、

歌には全く役に立ちませんが笑、

メキメキと育っていきますので、見守ってあげてくださいね。

それでは、具体的な練習方法を説明していきます。

①息漏れのない裏声の習得

ミドルボイスひな形習得の第一歩は、

この

「息漏れのない裏声」

が出せるようになることです。

息漏れのない裏声というからには、息漏れのある裏声もあります。

まずは、下の音源を聞いてみて、その違いを感じてください。

○息漏れのない裏声



●息漏れのある裏声

どうでしょう、なんとなく違いがわかっていただけましたか?

息漏れのない裏声は、一言でいうとオペラっぽい声です。

特徴としては、響く声であること、一息で長く発声できることなどです。

対して、

息漏れのある裏声は一言でいうと、ささやき声ですね。

特徴としては、全く響かず、数秒発声するだけで息がなくなって苦しくなることです。

この息漏れのない裏声を出すためにおすすめなのが、

もののけ姫のモノマネをすることです。

野太い裏声を出すイメージで発声するとうまくいきます。

まずは、この息漏れのない裏声を出せるように練習してみてください。

この裏声が出せないと、ミドルボイスにはたどり着けないという

大切なところですので、

じっくり取り組んでみてください。

②エッジボイス

息漏れのない裏声が出せるようになったら、

この息漏れのない裏声に、地声筋の動きを足していきます。

そのために有効なのが、

エッジボイス

です。

まずは、下の音源を聞いてみてください。

エッジボイス

このような、

「ア゛ア゛ア゛ア゛…」

という、まるで呪いのような、ぶつぶつした声のことをエッジボイスとよびます。

このエッジボイスは、地声筋を働かせ、

声帯をぴたっとひっつけること

により出すことができる声です。

声帯とは、声を出すときにぶるぶると震える喉の器官のことですね

このエッジボイス自体は、歌の味付けに使われることもありますが、

大切なのが、

エッジボイスを練習すると、

声帯をぴたっと閉じる感覚を身につけられる

ということです。

エッジボイス自体はどうでもよくて、

エッジボイスを出すときに

・どのあたりがぶつぶつなっているのか

・どんな喉の状態にした時にエッジボイスになるのか

 (=声帯がぴたっとひっついているのか)

を感覚的に知ることが、エッジボイスの練習目的です。

あまり長い時間やる必要はありませんので、

毎日1・2分ほどエッジボイスを出す練習をしてみましょう。

2週間もすれば、

声帯ってこのあたりにあって、こうすれば閉じるんだな、

という感覚がわかってくるようになります。

そうすると、

息漏れのない裏声に、声帯をぴたっとくっつける動きを足して、

少し地声らしい響きの「息漏れのない裏声」

を出せるようになります。

③ハミング

ハミングという言葉は、よく聞いたことがある方が多いのでは

ないかと思います。

以下の音源を聞いてみてください。

ハミング

ハミングとはいわゆる鼻歌のことなのですが、

このハミングを練習する目的は、

②のエッジボイス練習でできるようになった、

少し地声らしい響きの「息漏れのない裏声」

を、さらに地声に近い響きにすることです。

というのも、

ハミングは喉の奥の空間(口腔)や、

鼻の中の空間(鼻腔)をうまく響かせるよい練習になるからです。

か弱い

少し地声らしい響きの「息漏れのない裏声」

が、ハミング練習で得た響きによって、より大きく、力強い声になります。

ここまでの、①〜③の練習をすることで、

ミドルボイスのひな形を出すことができるようになります。

でも、ミドルボイスのひな形を実戦で使えるようにするためには、

いくつかの工夫が必要になってきますので、

そのあたりは次回の記事でご説明したいと思います。

 2 効果を実感するのはどれくらい?

息漏れのない裏声とエッジボイスのコツが

どれくらいでつかめるかによって変わってきます。

早ければ2週間ほどで、ミドルボイスのひな形を出せるようになります



フェイスブック

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする