この記事では、練習したミドルボイスをステージ等で実際に使う時のポイントについてまとめてみました。
具体的な練習メニューをこなすことも大切ですが、実践は課題を浮き彫りにしてくれるので、非常におすすめですよ。
1 ミドルボイスは実践して育てよう
このタイトルに書いたことは、
という記事でも書いたことなのですが、
ミドルボイスは、「できる」「できない」で分けられるものではありません。
良くないミドルボイス
→良いミドルボイス
→もっと良いミドルボイス
というように、
日々、より良いミドルボイスの発声を目指していくことが大切です。
そこで、実践レベルのミドルボイスを習得するために
私からご提案したいのが、
ミドルボイスをとにかく実戦で使って育ててあげること
です。
まだ不安が残る…
ミドルボイスの練習不足かも…
という段階でも実戦で使ってあげることで、
ミドルボイスはみるみる上達していきます。
録音して自分で確認して、という過程よりも客観的な意見が得られますし、
歌い終わった後の課題を、より強く理解することができます。
2 ミドルボイスを試してみよう
では、ミドルボイスをどんな場面で実戦投入すればよいのでしょうか。
①カラオケで実践
やりやすいのがこれですね。
ただし、たくさんの友達と盛り上がるようなカラオケの場では
めちゃくちゃ緊張します笑
少人数でカラオケに行く時がおすすめです。
私の場合は、よくカラオケに行く友達を連れて、しれっとミドルボイスを使って女性の曲を歌ってみました。
ミドルボイスがようやく出せるようになったかな、という時期だったので不安でしたが、
「なんかよくわからんけど、まぁきれいな声やったわ」
という反応があったので、上達させるモチベーションになりました。
ミドルボイスは完璧にできるようになってから披露するのではなく、
ぜひ、ある程度になったら誰かに披露していくようにしてみてくださいね。
②ステージで実践
カラオケよりも緊張するのがこれです。
弾き語りをされている方であれば、
きっと、
ミドルボイスを使ってステージでのびのびと歌うことを
目指している方が多いのではないかと思います。
そして、このステージでのミドルボイスの実践は、
非常に得るものが大きいです。
例えば以下のメリットがあります。
ミドルボイスをステージで実践すると…
① マイクの音量が自分ではいじれない。
PAさんとのやり取りや演奏を通して、自分のミドルボイスが声量不足かどうか、より正確に把握できる。
② ごまかしがきかない。
お客さんの反応から、自分のミドルボイスはそもそも「素敵」な声なのかどうかわかる。
特に、②が大きいですね。
声量不足は他の方法でもわかります。
でも、②の、「自分のミドルボイスが素敵かどうか」、については他の手段で知ることがなかなかできません。
カラオケで友達に、「どうだった!?」
と聞く手段もないわけではありませんが笑
ミドルボイスは、そもそも
「素敵な歌を歌う」
ための一つの手段にすぎません。
どれだけ高音が出せるようになっても、
その響きが素敵なものでなければ意味がないのです。
私はステージでミドルボイスを始めて使ったとき、こんな状態になりました。
・ミドルボイスを失敗したら怖い!
→がんばってチェストボイスで出そう…
予定とはちがう、暑苦しい歌に。
・緊張して喉が乾く!
→思ったよりミドルボイスが出せず。
・ミドルボイスの声量が小さい!
→めちゃくちゃマイクの音量を上げられました。
すべて苦い思い出ですが、
これがきっかけで上達もできました。
ぜひ、みなさんも、
ミドルボイスは完璧に習得してから披露するのではない
ということ、
ミドルボイスは実践して育てる
ということを意識して、
ミドルボイスの習得に励んでいただけたらなと思います。
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