カラオケでよく聞くこぶしは、 実は演歌だけじゃなくJ-POPでもたくさん使われているテクニックです。
こぶしを使いこなせると、歌が上手くなる以外にもいくつかのメリットもあるので、ぜひ習得したいですね!
この記事では、こぶしの使い方やメリットなどについて、こぶしを使った曲の動画も交えながら説明していきます。
1.こぶしって何?
こぶしと聞くと、まず演歌のイメージが浮かびますよね。
文章で表現するなら、こぶしとは、
歌に一瞬、音程を上下させることによる
ブレを加える
ことだといえます。
文章だとなんのことやら、という感じですよね笑
こぶしのイメージについては、また後ほど詳しく説明しますね。
そんなこぶしですが、実は演歌だけではなくJ-PopやR&Bにも使われています。
ちょっと意外ですよね。
R&Bではこぶしは『Riffs and Run』という名前で呼ばれています。
演歌のようにコテコテではなく、さらりとした感じで使われ、歌にR&Bならではの魅力を加えてくれます。
ということで、
演歌を歌うつもりはないなぁ…
という方でも、 こぶしは使いどころ満載の技だ、ということを知っていただけたらと思います。
2.こぶしのメリット
そんなこぶしを使うメリットは、主に2点です。
①自分の歌に個性が出せる
こぶしは、自分の歌にアレンジを加えるような感覚で使えるテクニックです。
程よく加えてあげると歌が上手く聴こえるし、自分ならではの歌い方
にできるのがメリットです。
②カラオケの点数が上がる
こぶしは、カラオケの点数で加点項目になっています。
バンバン使うことで、表現点などを引き上げ、
カラオケの点数を良くすることができるのです。
3.こぶしを使った曲
それでは、こぶしは
実際に聴くとどんな感じ
なのでしょうか?
今回はJ-POPから、こぶしを使っている例を引っぱってきました。
曲は一青窈の『ハナミズキ』です。
下に、聴いてほしいところから流れるようにした動画を貼っています。
ちょうど1分15秒、
「はてなーい夢がぁぁ、ちゃんと」
のところや、その後の
「おー、わりますぅぅぅよーにー」
のところにこぶしが使われています。
↓少し手前から流れます。
いかがでしたか。
演歌のイメージと違って、かなり速いこぶしです。
一度聴いただけだと、
何かやってるのはわかるけど、どうなってるの?
と思うかもしれません。
または、こういう揺れる感じ聴いたことあるな、と思う方もいたかもしれません。
J-POPなどでは、民謡らしさを全面に押す場合でなければ、こんな感じでさらっと素早くこぶしが入れられることが多いです。
4.こぶしの出し方
それでは、こぶしはどうやって出したらいいのでしょうか?
一番スタンダードなこぶしを例にご説明します。
下の下手な図を見てください。
ここ、と書いている部分に小さな山がありますよね。
こぶしは、1つの音を出している途中に、このような
音程の山や谷(上げる時も、下げる時もある)
を作ることです。
なので、図をイメージしながら、
歌の最中で音程を一瞬ブレさせる
と、こぶしを上手く出すことができます。
先ほどのハナミズキも、メロディの音程が下に移るところで、こぶしの山を一瞬かませていますね。
5.こぶしの使いすぎはだめ?
最後に、こぶしを使う回数が多いとどうなのか、についてです。
こぶしは、歌にとても個性が出るテクニックなので、使いまくることで自分独自の味を出すことはできます。
ただ、意図的にではなく、無意識にたくさんこぶしが出ている
という場合には気をつけたほうがいいです。
1つの音を上手くキープできておらず、
一瞬上や下にブレたものをこぶしとカウントされている
可能性があるので、
変なところにこぶしが表示されていたら注意したほうがいいですね。
以上、カラオケのこぶしについてでした。
他にも、
という記事もあるので、参考にしてみてくださいね。
それでは。
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