歌にビブラートを取り入れると、カラオケの得点上有利になりますし、
歌が上手く聴こえるなどメリット山盛りです!
そんなビブラートについて、動画も交えて、その種類や出し方などを解説していきます。
1.ビブラートとは
カラオケの採点画面などで、ビブラートという単語、聞いたことありますよね。
ビブラートとは音を「揺らす」ことです。
でも揺らす、という言葉だけだと、いまいちビブラートがどんなものなのかイメージが付きにくいですよね。
ビブラートが聴いた感じどんななのかは、次の項目で、動画を交えてご説明しますね。
実は、このビブラートというのは、ギターやバイオリン等の楽器の演奏に、
必ずといっていいほど使われているテクニックなんです。
もう必須なテクですね。
歌の場合も同じで、上達を目指すならビブラートは必須のテクニックだといえます。
もちろん、あえてビブラートを使わない、という歌い方もありますよ。
2.ビブラートを使うメリット
では、ビブラートを使えるとどんなメリットがあるのか?
メリットは3点です。
①歌が上手く聴こえる
ビブラートを歌に取り入れると、ひたすら単純に、歌が上手く聴こえるようになります。
②カラオケの点数が良くなる
ビブラートは表現力の項目で、大きな加点要素になっています。
ロングトーン(長い音)にビブラートをかませられるようになれば、
得点アップが期待できます。
③音程をキープしやすくなる
ロングトーンを安定してキープさせるには、実は高度な訓練が必要になります。
でも、ビブラートを使えば、ロングトーンの場面でも音程をキープしやすくなります。
3.ビブラートの種類
ビブラートは、1つではなく実は種類があります。
ここでは、ビブラートの響き方を元にビブラートを3つに分類しました。
ビブラートの種類は以下のとおり!
①王道なビブラート
スタンダードな揺れのビブラート。
幅広い楽曲に合います。
②深いビブラート
王道なビブラートより、揺れ幅の大きなビブラート。
ゴスペルやオペラ、演歌などに合います。
③細かいビブラート
別名ちりめんビブラートといわれます。
R&Bなどに合います。 短い音節にも使えるメリットあり。
それでは、ビブラートは実際に聴いてみるとどんなものなのでしょうか
ビブラートの種類ごとに、使用曲の動画をのせましたので、見てみてください。
聴いてほしいところの少し手前から流れるようにしてあります。
どれが自分の出したいビブラートか、確認しながら聴いてみてくださいね。
①王道ビブラート
曲はコブクロの流星です。
「星くずのーなかー」
「散りばめらーれたー」
など、いろんなとこにビブラートが使われていますね。
②深いビブラート
曲は、水樹奈々のETERNAL BLAZEです。
全体的にかなり揺れ幅の深いビブラートがかかっていますね。
③細かいビブラート
曲は宇多田ヒカルのFirst Loveです。
「誰を、思ってるんだろうー?」
「いつーか、誰かとまた恋におーちても」
のところなどに、わかりやすく使われていますね。
どうでしょう、自分の出したいビブラートは見つかりましたか。
4.ビブラートの出し方
では、ビブラートはどうやって出したらいいのでしょうか?
ビブラートの種類に合わせ、出し方や練習方法を説明していきますね。
①王道ビブラート
②深いビブラート
この2つはいずれも、基本的な出し方は同じです。
どれだけ音を揺さぶるか
(どれだけ揺れ幅を大きくするか)
の違いによるものです。
①出し方
この種類のビブラートは、横隔膜をうまく使うことでかけられます。
でも、横隔膜ってよく聞くけどなんやねーん、と思われる方もいるかもしれませんね。
横隔膜はみぞおちの近くにある筋肉なのですが、
意識しにくい筋肉なので、次の練習方法で横隔膜を動かす感覚をつかみましょう。
一度感覚をつかめれば、後はその横隔膜の動きを安定して繰り返せるようになれば、
王道ビブラートと深いビブラートが出せるようにかります。
②練習方法
「ドギーブレス」という方法が有名で、かつ個人的に効果的だと思っています。
ドギーブレスとは、わんちゃんが暑いときにやっている「ハッハッハッ…」 というあれです。
ドギーブレスのやり方
①口を開けましょう
舌は出さなくて大丈夫!笑
②(はーーーーーっ)とため息してみましょう。
③それができたら、
(はーっ、はーっ、はーっ…)
と、少し間隔を短くしていきます。
④(はっ、はっ、はっ、はっ…)
というリズムにいたれば完成!
このドギーブレスができるようになったら、
今度は声を出しながらドギーブレスをやってみましょう。
そうすると
「はっ、はっ、はっ、はっ」
という声がでるはず。
この
「はっ、はっ、はっ、はっ」
の時に、お腹の動かし方はそのままで、
「はーあー あーあーあー…」
と声をつなげるようにしてみてください。
音が揺れているような感じになると思います。
これが王道なビブラートのひな型です。
はっきりと、安定した揺れになるよう練習を続ければ、このビブラートを習得できます。
③細かいビブラート
細かいビブラートは、さっきの横隔膜でかけるビブラートとは出し方が異なり、
ドギーブレスとは違うアプローチを使うことになります。
①出し方
細かいビブラートは、喉を使ってかけるため、喉ビブラートともよばれます。
出す感覚をつかむには、ヤギのモノマネがベストです。
②練習方法
ヤギのモノマネ?
ほんとにそれで出るようになるの?
と思われるかもですが、とても効果アリなので試してみてくださいね。
練習方法
①まず、ヤギのモノマネをします
(めえぇぇぇぇ、という感じ。)
②「めぇぇぇぇぇぇぇぇ…」 と、
長く伸ばせるように練習しましょう。
③それができたら、今度は
「まぁぁぁぁ」、
「みぃぃぃぃ」、
「むぅぅぅぅ」、
「もぉぉぉぉ」
と、全ての母音でヤギの声が出せるように練習しましょう。
このヤギのモノマネ練習の何が効果的かというと、
「めぇぇぇぇ」の「ぇ」の部分(母音)のところに自然と喉ビブラートがかかることが多いからなんですね。
全ての母音でヤギの声が出せるようになったら、喉ビブラートのひな型は完成です。
ヤギの声そのままだときつくビブラートがかかりすぎるので、
少しゆるめにかけられるように調整していくのがコツです。
以上、ビブラートについてでした。
ほかにも、
などの記事もあるので、参考にしてみてくださいね。
それでは。
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